友の会の2025年最初の活動は古道探索倶楽部とまち歩きクラブ合同の「川越七福神巡り」です。今回は、川越仙波地区の古墳(富士塚)もまわりました。1月7日(火)の午前10時、川越駅集合。この日は暖かく、途中コートを脱ぐ人がほとんでした。参加は30名。

川越七福神はかなり前に企画したことがあります。室町時代に始まった庶民の信仰で日本人の宗教観を表すものとされ、江戸初期、天海僧上が7福神の7つの徳が人生にとって大切であると徳川家康に説き、七福神信仰を奨励、江戸時代には盛んに七福神を祭る神社仏閣が建てられるようになったとのこと。ここ川越は、埼玉県内では唯一江戸時代から続く伝統のある行事です。

3114.jpg

行程は。①妙善寺(毘沙門天 勝負事の神様)から始まりますが、今回はここから新河岸川に向かい、仙波地区にある浅間神社、愛宕神社の富士塚をお参りしました。浅間神社の富士塚には火口を現わす「お鉢」も造られている本格的なもの。町名も「富士見」ですから、荒川低地に臨む台地のはずれで、富士もよく見えたと思いますが、残念ながら樹木が茂っていて見えません、
3110.jpg
3108.jpg

車の往来が激しい川越街道バイパスを渡り、仙波河岸の上にそびえるのが愛宕神社で、ここも古墳であり富士塚です。すぐ下は新河岸川で、ここに川越繁栄の基礎となった水運の要である「千波河岸」があり、いまは水と緑の公園になっています。

ここからは一気に寺社巡りです。②天然寺(寿老人 長寿と幸福の神様)に続いて、川越の代名詞である③喜多院(大黒天 豊作の神様)、すぐ隣に④成田山(恵比須 商売繁盛の神)、さらに観光名所の蔵通り方向に進んで⑤蓮馨寺(福禄寿 福徳・長寿の神様)。本来ここで昼食休憩の予定でしたが、今回は「札ノ辻」まで歩いて休憩所の中でゆっくり休みました。

3107.jpg

3104.jpg
午後、ここでまた新河岸川に合流して⑥見立寺(布袋和尚 開運・良縁・子宝の神様)。そして最後に⑦妙昌寺(弁才天 学問と財福の神様)にお参りして、解散となりました。


最近、川越七福神にはすべて「水琴窟」がつくられていて、それぞれの場所で快い音色を響かせてくれます。

カテゴリー 未分類
コメント 0
トラックバック 0