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10月12日から始まった秋の特別展「鷹のおでましー鷹狩の美術ー」は、11月24日の最終日に向けて残り少ない会期となってきました。
会期中には、記念講演会や鷹匠のおでまし(放鷹実演)などいくつものイベントで館は賑わいました。
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今年度2回目の友の会プレミアム講座は、本特別展開催にご尽力された講師からお話を伺う機会になりました。講師の井上海学芸員は日本美術史・特に近世絵画がご専門。10月19日に館の主催で実施された歴史民俗講座の増補版という位置づけで、26名の参加者がありました。
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一時間の講座の構成は以下のとおり。
1.鷹の画題:鷹を描いた絵画全体の中で《 鷹狩図 》の位置付け。
2.絵巻の特徴:一般的な絵巻の特徴でもある”場面転換”、”異時同図”、”図様の利用”が鷹狩絵巻にもあることと、他の絵巻にある詞書が鷹狩絵巻にはないという特徴。
3.鷹狩絵巻の展開:ストーリーや場面構成の共通性から、共通の原本が存在すると考えられること。他の原本由来の鷹狩絵巻も存在すること。
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講座での映像解説により、当館所蔵の鷹狩絵巻を開催期間中の展示替えを跨いで鑑賞できるというおいしさを味わえました。
また、屋敷の中の宴会場面では、酒飯論絵巻(文化庁)の生き生きした(生々しい?)描写が印象に残りました。 (nimo)

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