1講演風景DSC_0344.JPG
雨模様の一日。参加者合計は31名(吹上駅集合27名、直行4名)でした。吹上駅からのバスの時刻表の変更が直前に判って焦りましたが、先発と後発に分かれて行田市郷土博物館に無事到着。団体入館手続きをして直ちに浅見貴子学芸員から「酒巻14号墳出土の埴輪」についての講演を始めていただきました。 
2大型の馬形埴輪DSC_0453.JPG
出土品の最大の目玉は、旗を立てるための蛇行状鉄器を付けたことを表す大きな馬形埴輪です。高さ74.5cm、長さ80.7cmという存在感たっぷりの美しい埴輪です。博物館の展示スペースに設置するのも一苦労だったそうです。
3酒巻古墳群の位置.JPG
酒巻古墳群は群馬県との境を流れる利根川の右岸に5世紀末~7世紀初めに展開した古墳群で、前方後円墳3基と円墳20基が現在確認されている大規模なものです。14号墳は6世紀末の円墳で、円筒埴輪がぐるりを取り囲む中に人物や馬形や器材などの形象埴輪が出土しています。調査で見つかったすべて95点が重要文化財に指定されました。(上記2つの画像は行田市郷土博物館発行の当日配布パンフレットより抜粋しました)
 講演後、各自が自由に長めの館内展示や忍城御三階櫓の見学に入りました。酒巻古墳群の展示室では浅見先生に随時説明と質問対応いただきました。雨の日だったためその後の行動が限られたようで、帰りのバス便などを的確に提示できなかった反省も残りますが、中村さんの計画、立派な埴輪と浅見先生の明快な解説のおかげで有意義な時間を過ごせました。関係者の皆様に感謝いたします。 (nimo)
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