菖蒲川を迂回して家並みの中を横に入って行くと細い道が3本並んでいる、うち一つが中山道とのこと・・こんな細い道がと思うが昔の道を想像してみるとそれなりの雰囲気が浮かんでくるような気がする。 大量の車が往復する国道17号の横を並んで存在する住宅街の道が中山道のようで、この道をしばらく歩き左折し17号に合流する、道沿いの民家が解体中であった、明治前期位の平屋のしっかりした建物で庭には石仏もあり商家の趣が感じられる、残念であるがこれも街道歩きの現実である。
1,中山道戸田渡船場跡 2,水神社
道案内の石塔を右に入り木戸を通過すると第2の宿場蕨宿である、町並みは保存整理されていて新しい建物も環境を考慮して造られており宿場の雰囲気を醸し出している。織物買継商(問屋)の屋敷である民俗資料館分室の広くはないが趣のある庭を拝観する、蕨一帯は綿織物が盛んな地域であったことが判る。蕨宿の街並みを左右に見ながら蕨歴史民俗資料館に到着、蕨宿の模型や綿織物資料、空襲被害の記録など見学する。
3,中山道蕨宿入口道標・木戸 4,歴史民俗資料館別館
6,和楽備神社
館を出た途端に雨が降り始めてしまう・・取り敢えず昼食休憩地である和楽備神社横の蕨市民会館の軒先を借りて昼食をとることにする。スタッフで雨天中止を決めて、発表していると雨が上がり雲に切れ目が出て明るくなってしまう・・でもここからは道も狭くなり上り坂もあるので雨が降ってくると大変・・と慎重を期して中止を発表する。
次回は蕨駅集合で三学院を見学して従来の行程を進み浦和市街で昼食を摂りさいたま新都心駅で解散の変更スケジュールを参加の皆さんに伝える。中途半端に終わってしまったが次回は見所の多い三学院から再開です。6月17日にまたお会いいたしましょう(第2回は6月17日蕨駅9時半集合、さいたま新都心駅)。
(寺内記)