1月11日(火)「究めよう埼玉の4大貝塚」現地見学会の第2回を実施しました。
今回はさいたま市岩槻区の真福寺貝塚と岩槻郷土資料館で開かれている4大貝塚企画展の見学です。現地と資料館では岩槻郷土資料館博物館指導員の小倉 均氏に解説をお願いしました。

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真福寺貝塚遺跡の現状は保存地域を柵で囲い、真ん中を十文字に生活道路を通しています。貝塚の密集するあたりに「国指定史跡 真福寺貝塚」の石碑が立っています。このポイントで、小倉先生に遺跡の概要につき解説していただきました。
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石碑の立つ辺りを西の方から見ると環状に高まりのある地形になっている。これが縄文後期・晩期の集落に見られる盛土遺構。北西方向を出口とする逆C字形に広がる(画像2)
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西側の谷を泥炭層まで発掘するための準備で重機を使って作業していた。今年度の発掘調査現地見学会でどんな成果が報告されるか楽しみです。手前の畑には貝殻の散布が観察できた(画像3)
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2022年9月現地説明会 北調査区 本来の谷はもっと落ち込んでいたことが分かった。手前地下1・5mくらいに泥炭層がある。
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2022年9月現地説明会 南調査区  貝塚の上部はヤマトシジミ(汽水域生息)最下部はカキ(海水域生息)。貝採集環境の変化がわかった。真福寺貝塚は縄文後期から晩期にかけての海退期に形成されている
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今回の発掘でも出土した真福寺貝塚の象徴「みみづく土偶」(2022年9月現地説明会にて)
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真福寺貝塚平面図(現地見学会資料より)と画像撮影位置
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後半は岩槻郷土資料館に移動、会議室で小倉先生より真福寺貝塚の研究の歩み・発掘の成果などのお話を聞き展示室で4大貝塚企画展や真福寺貝塚出土品を見学しました。
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小倉先生が計測されたところによると4大貝塚はほぼ同じ規模の同心円に収まるそうです
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前回見学した水子貝塚(下)と真福寺貝塚(上)の復元ジオラマ
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平成28年から続く発掘調査は、この貴重な遺跡の恒久的な保存と活用に向けての前段階として現在の保存状況を把握するためのものです。遺跡の将来図を描いたイラストも見せていただきましたが現状はまだ民有地も多く含まれ100年計画での整備事業だとの事でした。
    参加27名    (kin)
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