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先日閉幕した特別展「子ども/おもちゃの博覧会」は連日子どもたちの賑やかな声を館内に響かせましたが、かつて子どもだった年配者やもっと古い時代の人々の歴史も「子ども時代」という共通の切り口で詰め込んでいました。今回のプレミアム講座は、特別展開催に尽力された後藤知美学芸員から、地域の中で子どもをどのように位置づけてきたかを具体的な事例に基づいてお話いただくものでした。参加者は25名でした。
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小鹿野町合角地区の子ども用背板や「川越の四季屏風」からみられる子どもの姿は、現代の「学ぶ」重視の子ども像より、「働く」「遊ぶ」の比重を大きくしたものと言えます。玩具や通過儀礼、共同体の中での行事を通して、子どもの世界が時代とともに移り変わってきたことを実感として思いめぐらす講座となりました。
特別展の図録として刊行された資料には、上記の「川越の四季屏風」の生き生きした画像と詳細な解説を始め、子どもの世界と玩具の時代変遷が分り易く解説されています。(nimo)
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