この埼玉県立文書館は今年で50周年ということですが、最初にその歴史と主な活動内容さらに今年4月に終了した全面リニューアルのポイントについて説明があり、質疑応答も行いました。1日10~15人の利用者があるそうですが、その他に行政に携わる訪問も多いようです。今日の参加者の中にはすでにこの文書館を利用している人や今後活用したいという希望者も多く、古文書や地図の実際の検索方法や閲覧についての具体的な質問がありました。また、その他の活動としては定期的に開催している古文書講座はいつも定員オーバーの人気だそうです。
![DSC_1779[1]-2.jpg](https://junosaitama.up.seesaa.net/02562345N000000000/156307536554022379915-thumbnail2.jpg)
文書館には古文書から近年の文書までの歴史的文化財である多くの記録や絵図、地図、写真が保存され研究されていますが、その中のいくつかを展示し解説するための展示室は今回のリニューアルで充実したということです。そのため、1年間かけて4つの企画展が予定されており、この日は最初の展示『埼玉の“ふみくら”』が開催されていました。文書はどうしても平面的にしかならないので、視覚的に工夫し、興味深い展示になるようにしてあるようで、そのいくつかを説明していただきましたが、江戸城・天守閣の絵図面や大塩平八郎の手配書、黒く色を変えられた朱印状や異国人が描かれた文書など、県内各地に保存されていた文書を見ながら江戸から明治への時代の変遷がわかる大変面白い展示になっています。来年5月まで今後4回の企画も楽しみになってきました。
11時半頃、文書館をあとに17号線を北浦和方面に歩きます。まだしつこく細かい雨が降っています。12時、北浦和公園内の県立近代美術館に。ここで30~40分間、自由観覧。なかなか良い絵がそろっています。こうした内外の名画を手軽にみられる場所はなかなかありません。
12時半過ぎ、数人が帰りましたが、残りの人たちで駅前のサイゼリアへ入店。お昼時なので全員が集まっては座れませんので、食事後、3つのテーブルで個別に懇談し、これからの訪問場所などについて話し合いました。