友の会の古道探索倶楽部の見学会。今回は羽倉街道(引又道・奥州道)シリーズのその3でした。6月4日に実施、参加者22名。武蔵野線の「東所沢駅」から西武新宿線の「航空公園駅」までの探索。
初めに「和田延命地蔵尊」の見学、この地蔵さんは道標も兼ねていて宝暦3年(1753)の刻印があり、道中の安全と道案内の役割をしていたようだ。「長源寺」の山門の屋根は反り破風の切妻造り、軒下は彫刻が施された総ヒニキ、主柱が4本あることから「四脚門」と呼ばれているそうだ。江戸時代の後期の建造物で見ごたえのある門である。
「秋津神社」は「秋津のお不動様」と呼ばれているそうだが創建年代は不明とのこと。前を通る鎌倉街道の拡幅に伴い、平成になって建造物を一新したとのことで赤い柱が映えていた。ここ所沢は鎌倉街道に沿った場所に位置するため、「旧鎌倉街道」の案内板が目に付く。語源は「野老沢(ところさわ)」からきているそうだ。
「所沢観音」のあと、武蔵屋の名物「焼きだんご」を食べながらでちょっと一休み。「所沢神明社」は日本の航空発祥の地ということで、交通安全等の祈願のご神符を求める人が多いとのこと。
梅雨前の青空のもと、多少汗をかきながらも予定通りに無事「航空公園駅」に着きました。皆様、お疲れ様でした。