「七福神巡り」は仏教・道教・日本の土着神を含んだ七福神(の祭ってあるお寺)を順にお参りするというもので、ひとつの宗教にこだわらないという、われわれ多くの日本人の宗教感を表す面白い伝統的民俗だと思います。古く戦国・室町時代から始まったというのはその頃から庶民の商売・徳財が可能になり、商工業者の間で、それまでの貴族的な「来世」より「現世利益重視」のこうした宗教行事が行われたと考えることができます。結構奥の深いものです。
とはいえ、江戸時代から伝わるというこの川越七福神を見ても分かるように、実際には観光・娯楽の要素もかなり強いようです。
<行程の概略は以下の通り。この順番の通り回りました>
①妙善寺(毘沙門天)⇒②天然寺(寿老人)⇒③喜多院(大黒天)⇒④成田山(恵比寿天)
⇒⑤蓮謦寺(毘沙門天)⇒⑥見立寺(布袋尊)⇒⑦妙昌寺(弁財天)
途中の蓮謦寺はちょうど時間もお昼になり、近くに蔵造りの商家群もある人気観光スポットなので、ここで昼食休憩(1時間)をとり、最後の妙昌寺を経て川越市駅についたのは午後2時半頃でした。最後にまた菓子屋横丁に戻った会員もいたようです。
川越の街を歩く
菓子屋横丁で
最後の妙昌寺での記念撮影(逆光ですみません)